雪組東京特別公演「オネーギン」千秋楽を、日本青年館で観てきました。(21日12:00公演)
心に深く染み入るすばらしい作品でした。
人が生きてゆき時を重ねるという事の、優しさと残酷さとせつなさと。
主要人物達の行動や心の動きにダイレクトに共感できる部分が多くて、いろんな場面ですごく心がギュッと締めつけられたりして。
特に、一樹千尋さん演じる伯父上とエフゲーニィの関係が良かった。
伯父さんからの言葉、最後の手紙の内容を思い出すと、一日経って書いてる今でも何か涙が出てきそうです。
無償の深い愛情を目の当たりにすると、自分の大事なとーさんとかーさんに重なっちゃって泣けちゃうんだよなあ。。
この「オネーギン」という作品はそこここにそういう自分の気持ちとシンクロする場面があって、たとえばニーナがエフゲーニィから飛び立つ時の台詞、グレーミン公爵やタチヤーナが語る夫婦についての台詞、いちいち感動して、共感して、うなずいちゃってる自分がいました(笑)。
出演者の皆さんもすばらしかった。
舞羽美海ちゃん、いつの間にか乙女から大人の女性まで演じられる素敵な娘役さんになってましたね。
昔大好きだった陵あきのちゃんにちょっと面差し似てきたな、なんて思った。
次公演はジュリエット役、楽しみにしてます。
そして、もうこの公演もこの人を観るためにチケット取ったと言っても過言じゃない、涼花リサちゃん!
お芝居しょっぱながリサちゃんの歌声で、いろんな意味でブッたまげたけど(笑)、シックで可愛くて美しい衣装がとてもお似合いで、大満足。
どの場面も華やかできれいだったな。。。
大女優を呼ばれるのにふさわしいゴージャス美女さんでした。
幕開き、轟さんエフゲーニィとリサちゃんニーナの気怠い朝のベットシーン(・∀・)!からなのですが、このお2人、大人の色っぽさ満載の雰囲気で抱き合っても全然下品じゃないの。
そして寄り添っている姿が、絵のように美しい。
こういう「ザ・宝塚」な感じ、いいよな〜。私はこよなく愛しております。
そして、この公演には目をひかれる素敵な下級生もたくさんでした。
特に、最下級性で出演してた妃桜ほのりちゃん、一幕の貴婦人の時からデコルテラインが綺麗でドレスが超お似合いで可愛くて大注目です。
二幕一場では、花売り娘で台詞あり、これもかわいかった。
お気に入りの娘役さんに、なっていってくれそうです。

さて、青年館公演千秋楽のこの日、鳴り止まない拍手でトリプルアンコまであったような。
感動しすぎで、あんまりちゃんと覚えてないのですが(ごめんなさいvv)、私は2階席で観てたのですが、2階のお客さんまでスタオベで最後を締めくくるという、顧客満足度抜群のすばらしい公演でした。
う〜、カーテンコールのリサちゃんの、ちょっとためてから優雅に手を上げる女優っぽいお手振りよかったようううう。

女おやぢ的に、今一番キテるのは、「女優」だな。
うん、色んな意味、色んな方面でvv

とにかく、オフィーリアよりマクベス夫人を演じる事で世間に絶賛されるそんな大女優の役を演じる事ができるリサちゃんが、私は大好きです(^^)
月末からのバウホール公演も、きっともっとどんどんと良くなっていくんだろうなあ。
スカステ放送まで待てないで、DVD買っちゃうかもしれない自分がいる〜。

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