スタジオライフ「白夜行」第二部
2005年12月6日 その他舞台はい、この間の土日連続でシアター1010に通ってしまいました、るなこです。
本日もお寒うございますねぇ…。(オレの財布もな 笑)
今回は(も?)Wキャストのスタジオライフさん公演ですが、実は私、笠原・亮司&岩崎・雪穂のほうだけ見に行く予定でありました。
ほら何度も書いてしまってるけど、今あんまりお金使えないわけですよ自分。(貯めよ!遠征費、ですよ 笑)
しかーし、すげぇアホな事しちゃって(とほほ…)
結局、3日土曜の山本・亮司&舟見・雪穂バージョンも見る事になってしまったのです。
え?
何をやらかしたか、って?
日にち、 間違ったんだよ……。
持ってるチケット日曜の分だったのに、
3日の土曜日に横浜の山のてっぺんから北千住まで、
いそいそと出かけて行っちゃったんだよ〜〜!!
…あら?!やだぁ、来る日にち間違っちゃったぁ!!!
アテクシったらホントにばかアホまぬけなんだから、きゃはっ☆
とかってさ、自分につっこみ入れてあっさり帰るには、横浜ー北千住間は遠すぎました。
ってかせっかく来たんだし、これから演るのチケット持ってないほうのバージョンだし、もう、見ちゃえ、見ちゃえ〜〜♪♪
…って、なかばヤケクソで?(笑)
とりあえず、当日券を買って3日の昼の部のほうも観劇しちゃったわけですよ。
で、結果…。
見てよかったです。
それぞれの亮司と雪穂は、それぞれの個性と共によく造り込まれていて、その違いがすごく面白かった。(岩崎さんは、ちょっと棒読み?だったかな。でも美しくて怜悧な雪穂さんでした 笑)
食い入るように読み進めた亮司と雪穂の十九年間、原作の「白夜行」。
読み終えた時、ひたひたと私を覆い尽くしたあの寒々しい「闇」。
息苦しい程の「孤独」と「孤高」…。
鮮やかにあの読後感が甦りました。
ものすごくちゃんと、私が魂ゆさぶられた「白夜行」がそこ、板の上で展開されていたのです。
ラストの部分、いわゆるこの物語の佳境に入るその時までは…
ここからネタバレありに突入します。
これからライフ見に行く予定の方、原作読もうとしている方は読まないほうがいいかもです。。。
いやぁ、すごかったです。
物語が佳境に入るその時までは、どちらかと言えば淡々と、一部二部とも原作に忠実に「白夜行」の世界観を立体化して見せてくれていた感じだったのに、
最後の最後で、演出家さんの自己主張きたーーーー!!って感じ(笑)
子供の亮司と雪穂が切り絵であそぶシーン、こんなに見せちゃうんだ…。
っていうか、ここもしかして一番の泣かせどころ扱いですか?
ライフ十八番の美しい音楽(フォーレとかそういう系)の流れる中、
きたない大人の事情に押しつぶされないよう、必死にたった二人だけで抗おうとする幼気で無垢な二人の姿は、本当にいじらしくて観客の涙をさそいます。
う〜む、ちょっとだけ違和感が…。
そして、まさにクライマックス、目の前で繰り広げられた亮司の死を微動だにせず見つめる雪穂は、ほんの少しの「動揺」を見せ、(えっ?!)
笹垣刑事の問いかけにも、全然知らない人ですと言い放ち、毅然と階段を上がってゆき、その途中で
雪穂は、なんと「振り返った」(ええっ?!)
雪穂が、
あの場面で、振り返った!!!?
……姉さん、これは事件です。(←急に『HOTEL』ネタですかっ☆ 笑)
いや全然、よくなかったとかではないんです。
実際私、少年亮司と少女雪穂の場面では奥田君と松本君がうまかったのもあって、もう涙ボロボロでしたし、(違和感はどうしたんだよー 笑)
振り向いてから、それでもまた背をすっと伸ばし階段を上ってゆく雪穂の後ろ姿に、
「ああ、これで本当に雪穂は一人になってしまったんだ…」と心がはりさけそうな程せつなくなったりしてましたから。
ただ、私ったらやっぱり原作厨(笑)なもので、
雪穂は、あの時、振り返ったりしない。
あんな亮司の姿を見たって、眉ひとつ動かしたりしないよ。
とか思っちゃったわけですよ。
なんといいますか自分なりのこの物語へのこだわりみたいなものですかね(笑)
でもまぁ、こういう解釈の違いとかを色々堪能するのも、原作つきのお芝居を見る一つの醍醐味なのですし、お芝居としての「白夜行」自体には、私的に大満足です。
今でも余韻に、たまにせつなくなったりしてるんです。
アクシデント(笑)とはいえ2つのバージョン見る事になって思わぬ出費だったけど、後悔はしてないさっ(笑)
そして、出演俳優さんで印象に残った方たちの事も、少し…。
曽世さんの篠塚先輩、船戸さんの桐原父がハマってました。
曽世さんは原作のイメージにぴったりの知的で素敵な御曹司さまでちょっとドキドキ(笑)、船戸さんは原作よりはかなり若い役作りだったけど屈折した感じと滲み出ていた変態感がよろしかったか、と。(船戸さんこれ褒めてます)
あと石飛さんと林さんって、 本当女のヤなところ演じるのうまいよな…(笑)
さてこんな楽しいスタジオライフさんですが、
次回公演は吸血鬼シリース2作品同時再演をやるそうです。
こちらもはりきって行っちゃいますよー。
何てったって吸血鬼もの、大好物だもんねワシ(笑)
三上くんと松本くんのWキャストが、楽しみだよぉん♪
…しかしWキャストが楽しみぃ♪もいいんですけど
おサムいお財布の中身は…どうするつもりなのよ?オレ。
………。
おほほほほぉぉ〜〜☆(笑ってごまかすしかないですわ、もうっ)
本日もお寒うございますねぇ…。(オレの財布もな 笑)
今回は(も?)Wキャストのスタジオライフさん公演ですが、実は私、笠原・亮司&岩崎・雪穂のほうだけ見に行く予定でありました。
ほら何度も書いてしまってるけど、今あんまりお金使えないわけですよ自分。(貯めよ!遠征費、ですよ 笑)
しかーし、すげぇアホな事しちゃって(とほほ…)
結局、3日土曜の山本・亮司&舟見・雪穂バージョンも見る事になってしまったのです。
え?
何をやらかしたか、って?
日にち、 間違ったんだよ……。
持ってるチケット日曜の分だったのに、
3日の土曜日に横浜の山のてっぺんから北千住まで、
いそいそと出かけて行っちゃったんだよ〜〜!!
…あら?!やだぁ、来る日にち間違っちゃったぁ!!!
アテクシったらホントにばかアホまぬけなんだから、きゃはっ☆
とかってさ、自分につっこみ入れてあっさり帰るには、横浜ー北千住間は遠すぎました。
ってかせっかく来たんだし、これから演るのチケット持ってないほうのバージョンだし、もう、見ちゃえ、見ちゃえ〜〜♪♪
…って、なかばヤケクソで?(笑)
とりあえず、当日券を買って3日の昼の部のほうも観劇しちゃったわけですよ。
で、結果…。
見てよかったです。
それぞれの亮司と雪穂は、それぞれの個性と共によく造り込まれていて、その違いがすごく面白かった。(岩崎さんは、ちょっと棒読み?だったかな。でも美しくて怜悧な雪穂さんでした 笑)
食い入るように読み進めた亮司と雪穂の十九年間、原作の「白夜行」。
読み終えた時、ひたひたと私を覆い尽くしたあの寒々しい「闇」。
息苦しい程の「孤独」と「孤高」…。
鮮やかにあの読後感が甦りました。
ものすごくちゃんと、私が魂ゆさぶられた「白夜行」がそこ、板の上で展開されていたのです。
ラストの部分、いわゆるこの物語の佳境に入るその時までは…
ここからネタバレありに突入します。
これからライフ見に行く予定の方、原作読もうとしている方は読まないほうがいいかもです。。。
いやぁ、すごかったです。
物語が佳境に入るその時までは、どちらかと言えば淡々と、一部二部とも原作に忠実に「白夜行」の世界観を立体化して見せてくれていた感じだったのに、
最後の最後で、演出家さんの自己主張きたーーーー!!って感じ(笑)
子供の亮司と雪穂が切り絵であそぶシーン、こんなに見せちゃうんだ…。
っていうか、ここもしかして一番の泣かせどころ扱いですか?
ライフ十八番の美しい音楽(フォーレとかそういう系)の流れる中、
きたない大人の事情に押しつぶされないよう、必死にたった二人だけで抗おうとする幼気で無垢な二人の姿は、本当にいじらしくて観客の涙をさそいます。
う〜む、ちょっとだけ違和感が…。
そして、まさにクライマックス、目の前で繰り広げられた亮司の死を微動だにせず見つめる雪穂は、ほんの少しの「動揺」を見せ、(えっ?!)
笹垣刑事の問いかけにも、全然知らない人ですと言い放ち、毅然と階段を上がってゆき、その途中で
雪穂は、なんと「振り返った」(ええっ?!)
雪穂が、
あの場面で、振り返った!!!?
……姉さん、これは事件です。(←急に『HOTEL』ネタですかっ☆ 笑)
いや全然、よくなかったとかではないんです。
実際私、少年亮司と少女雪穂の場面では奥田君と松本君がうまかったのもあって、もう涙ボロボロでしたし、(違和感はどうしたんだよー 笑)
振り向いてから、それでもまた背をすっと伸ばし階段を上ってゆく雪穂の後ろ姿に、
「ああ、これで本当に雪穂は一人になってしまったんだ…」と心がはりさけそうな程せつなくなったりしてましたから。
ただ、私ったらやっぱり原作厨(笑)なもので、
雪穂は、あの時、振り返ったりしない。
あんな亮司の姿を見たって、眉ひとつ動かしたりしないよ。
とか思っちゃったわけですよ。
なんといいますか自分なりのこの物語へのこだわりみたいなものですかね(笑)
でもまぁ、こういう解釈の違いとかを色々堪能するのも、原作つきのお芝居を見る一つの醍醐味なのですし、お芝居としての「白夜行」自体には、私的に大満足です。
今でも余韻に、たまにせつなくなったりしてるんです。
アクシデント(笑)とはいえ2つのバージョン見る事になって思わぬ出費だったけど、後悔はしてないさっ(笑)
そして、出演俳優さんで印象に残った方たちの事も、少し…。
曽世さんの篠塚先輩、船戸さんの桐原父がハマってました。
曽世さんは原作のイメージにぴったりの知的で素敵な御曹司さまでちょっとドキドキ(笑)、船戸さんは原作よりはかなり若い役作りだったけど屈折した感じと滲み出ていた変態感がよろしかったか、と。(船戸さんこれ褒めてます)
あと石飛さんと林さんって、 本当女のヤなところ演じるのうまいよな…(笑)
さてこんな楽しいスタジオライフさんですが、
次回公演は吸血鬼シリース2作品同時再演をやるそうです。
こちらもはりきって行っちゃいますよー。
何てったって吸血鬼もの、大好物だもんねワシ(笑)
三上くんと松本くんのWキャストが、楽しみだよぉん♪
…しかしWキャストが楽しみぃ♪もいいんですけど
おサムいお財布の中身は…どうするつもりなのよ?オレ。
………。
おほほほほぉぉ〜〜☆(笑ってごまかすしかないですわ、もうっ)
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